テンノキ

たまにいく山行記録、過去のものも遡って記録

北八ヶ岳~縞枯山・北横岳(2011.10.09~10)

八ヶ岳と言うのは山の名前ではないと言うことを本当に最近知った。いくつもの山の総称で、8つの山と言うわけでもなく、八百万、八百屋と同じ「たくさんの」という意味だと言うことだ。まったく知らなかったよ。富士山の次に高い山なんじゃないかとか思っていたよ(2番目は北岳です。)

9月の木曽駒ツアーで、山以外の共通の趣味がわかってしまった友人・Sちゃんと今回はピラタス蓼科ロープウェイ山麓駅で待ち合わせ。連休初日の土曜日なので時間的な懸念はあったのだけどふたりともほぼ同時刻に別ルートで到着。15時になっていたのでそのままロープウェイへ。7分ほどで坪庭と呼ばれる溶岩石とハイマツの散策広場に出る。

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東京は蒸し暑い日だったのに、蓼科はひんやりと涼しく、この坪庭まで高度が上がったらむしろ寒いくらいだった。フリースとジャケットを着てニット帽をかぶる。そして坪庭経由で、今日の宿泊地・縞枯山荘へと向かう。

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なんだかうす気味悪い坪庭。気候のせいかなあ。

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坪庭からこのような木道を通って山荘へ。奥に見えるのが縞枯山。

縞枯山は「縞枯れ現象」が起きる山なのでそう名づけられてるのだが(そらまた安易な…)この縞枯れ現象というのが神秘的。立ったまま枯れる木が帯状に連なっていて、それが縞模様に見えるのだ。

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白い部分がシラビソの枯れ木。100~150年かけてこの帯状の部分が移動するらしい。

なんでこうなったんだろう。不思議。

縞枯山荘には16時ごろに到着。お部屋は3階の大部屋。荷物をまとめて談話室に下りる。
山小屋の入り口には炭ストーブと、その奥の談話スペースには大きな炭こたつがあって大変に暖かい。先に到着していたかたがたがくつろいでいたが、ベテランのおばさま3名がそこで日本酒をやっちゃってて「うわあ山小屋すげえ、っていうか私もお酒飲みたい」と思った。みなさまの過ごし方を見ていろいろと勉強する。持ち物とか、これからそろえるべきものとか。

縞枯山荘は電気はほとんどない(一部風力発電)のだが灯りはもっぱらランプ。

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明るい電灯に慣れた私たちにはとても暗く、ヘッドランプで手元や足元を照らさなければならないこともあるけれど、このランプのほのかなあかりにとても癒されるんだなあ…。ランプの下には炭ストーブ。ほんのり暖かい。

私とSちゃんは炭こたつでダラダラお菓子を食べながら某○ャニーズの話などをする。おい、そんな話山小屋でするな。飯田橋の坐・和民(東京ドームでコンサートを見たあとによく行く)の個室でやれ。隣にいた山ガールの痛い視線に気づき自重する。

18時。待ちに待った夕食。山の上なのにちゃんとしたおいしいご飯。

暗くてブレちゃったんだけど、鶏の照り焼き、マカロニサラダ、キャベツの千切りにサニーレタス、オレンジ。左上が冬瓜とひき肉の煮物、右が肉じゃが。お味噌汁はお豆腐。ご飯はお変わり自由。普段あまりご飯を食べないのにこの夜は2杯も食べてしまった。おいしかった。

ちなみにビール(スーパードライ)500円、日本酒(地酒の真澄)カップ500円で販売してました。翌日があるのでビールはやめておいた^^

食事の後、山荘のおじさんが、今山荘の前の広場に野生の牡鹿がいると教えてくれたので、宿泊者みんなでぞろぞろと見に行く。外は真っ暗で全部は見えないんだけど、その存在感がすごかった。人間がじろじろと見たり、カメラを構えてもまったく動じず。「俺の山だけど、何か?」くらいの。しかも遠めに見ても大きい!筋骨隆々って感じ。しばらくすると牡鹿は山のほうへ帰ってしまったので私たちも部屋に戻る。天気は良くなく、どんよりとガスが出ていた。せっかく山小屋に泊まるので星空を期待していたため少しだけがっかりした。

就寝時間は20時なので、19時半過ぎには寝る支度をし布団に入ってしまった。(ちなみに普通山小屋にはお風呂はありません。場所によってはシャワーがあったり温泉だったりしますが石鹸類は使えないところが多いようです)ふとんはちょっと冷たかったけど、いやなにおいとかしないし、あったかいしなかなか快適。のどのためにスカーフを口元に巻いて、念のため耳栓をして眠る。山小屋で眠れない話はよく聞くし、隣はご夫婦の旦那さんのほうだったので最初ちょっとためらったが、意外にも安眠。しかし20時に寝てしまったため夜中2時ごろに目が開いたりする。まぁ、真っ暗だし、iPhoneは圏外だし、寝るしかないんだけど。

そんな長い夜でした。

(1日目終了)

 

4時過ぎごろ、うとうとしていた私の耳に「星空がきれいでしたよ~」という話し声が聞こえてきたのでハッと起きる。隣を見ると同じようにSちゃんも起きていたので「見に行こうか」とコンタクトを着け、ダウンを羽織って小屋の外に出る。

そこには満天の星空…。星に手が届きそう…。降ってきそう…。どんな表現も陳腐に聞こえるほどの星・星・星。木道に降りた霜で滑らないように気をつけながら360度くるくるとまわって星空を堪能。子供のころに新潟でこんな星空を見て星座に興味を持ったのだけど、大人になってまた再びこうした星空に出会えるとは思ってなかった。こぼれてきそうなあふれんばかりの星々。

寒くなってきたので部屋に戻ってもうひと眠り。(どんだけ寝るんだ…)

改めて起床したのは5時半。6時ごろに朝ごはんだというので周囲の人々が起き出した。

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朝ごはんも和食。玉子焼き、インゲンの煮物、がめ煮、昆布の佃煮、たくあん、プチトマト。本日のルートとしてお昼ごはんがしっかり食べられず行動食を食べながら行くことになりそうだったので、ごはんはまたしっかり2膳。パワーチャージ。

インゲンの煮物がみずみずしくて、思いのほかおいしかった。

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との、ことです。ありがたい^^

おなかを満たして、荷物をパッキングして、出発前に山小屋のお土産として名前入りのアルミのカップと、縞枯山のバッヂを購入。てぬぐいもあって欲しかったけどちょっと自重…。次からも買わなくちゃいけなくなるので。集め癖は封印。(とかいいつつバッヂは買ってる)

まだ霜の融けない木道を歩き始める。振り返ると草原にぽつんと立つ山小屋。

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メルヘンチックだけど、厳しい自然のなかで生活が営まれている。愛らしくもあり、凛としている。

さて、ようやく登山。歩き始めは7:00。木道を進み、雨池峠との分岐にぶつかって縞枯山へ。山道に入ると、シラビソの森の中、岩だらけの急登。明るければ楽しいけれど日が入って来ないので暗い。

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  ↑ 

 どよよ~ん。

山荘と反対側の北横岳は人気スポットだけど、縞枯山はすこしマイナーなのだろうか。ほとんど人と会わない。初心者ふたり、急登と心細さにちょっとくじける。「引き返す?」なんて言葉も。とりあえずきたんだから展望台までは行こう、と決めて登ること30分。ようやく山頂(7:30頃)

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 地 味 (笑)

 

カールくん(設定:三角点好きのパンダ)も忘れず三角点チェック。

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この山頂からは見晴らしはゼロ。しかし枯れ木の間から見える青空は悪くなかった。

稜線伝いに歩いていくと展望台があるとのこと。そのずっと手前ですこし見晴らしの良い場所に出た。

 

おおっ!!八ヶ岳の皆さまやその向こうにも名前の分からない高い山々が!!

そして…

北アルプスが見えた!!!

山岳界のアイドル槍ヶ岳(通称・槍さま)ほか、穂高連峰、大キレットもくっきりと!!
(大キレット(大切戸)は最近覚えたので言いたいだけかもしれない。)

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   ↑
  きゃ~!槍さま~!手ェ振って~!投げCHUして~!(ペンライトはもちろん槍型)

岩場の急登にすっかりやられていた我々のテンションはここへ来てMAX!
足取りも軽く展望台へ。

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   ↑
  皆さまお気づきでしょうか、なんとなく山ガールから若干遠いカラーリング…。

こんな歩きやすい山道での議題は「山岳界きってのアイドル槍ヶ岳(通称・槍さま)は某○ャニーズで言ったら誰か」。あほすぎる我々…でもとっても楽しい。

この道からまた開けたところに出る。これが麦草峠への分岐。ここからすこし登ったところに展望台があるというのだが…。想像していたのは板張りで木の柵のあるような展望台。実際は巨大な石が積みあがってできただけの「展望の良いところ」w登るだけでも大変で、この日いちばんの難所だったかもしれない。

でもそのかわり眺めは最高。あんまり眺めが良すぎて高くて怖いので写真をあまり撮れていません(笑)←高所恐怖症。何故山に登っているんだろう…

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 どーもー!八ヶ岳で~す!俺らが幸せにしてやるよぅ!(コンサート的なあれ)

再び岩がゴロゴロした登山道に戻り、麦草峠方面へ下る。途中の分岐で五辻方面へ入る(8:30頃)

林の中を抜けていく下りの道で、とても気持ちよい。

 

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  途中ふざけてランドネごっこなどする。顔が日陰で(二重の意味で)表紙になりえない。

ふざけられている頃は良かったのだ。このあとさらに苔むした森に入って沢沿いの道をいく。明るくて、静かで、足取りも軽い。

 

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しかし、私たちのほか誰もいない。登山道を示すリボンも、見当たらない。ひとつだけ確認したので、「おそらく」登山道ではあるだろうと思って道を進むのだが、正しい道を進んでいる自信がない。遠くで人の声がするからそんなに間違っていないだろうとは思うものの…。コースタイムでは30分、8時半ごろに分岐を曲がったからそろそろ五辻に着いてもいいはず…。

大変心細い。

縞枯山に行く人はそのまま茶臼山まで縦走して麦草峠に至る人が多いので、分岐で周回してロープウェイ山頂駅方面へ行く人はかなり少数と思われる。初心者なのにマニアックコースを行き過ぎたのだ。

「あと10分歩いて分岐に出なかったら、来た道を戻ろう」と話をして、すこし歩くと熊笹の茂った道に出て、あっという間に分岐にたどり着いた。あとから地図を確認したらコースタイム45分だった。30分以上かかっても大丈夫だったのね…。まぁあとで分かった話。とにかく安心したらおなかがすいたのでおやつタイムをはさんで、山頂駅を目指す。(9:30過ぎ)

そんなわけで坪庭経由で昨日到着したロープウェイ山頂駅に再び到着。トイレを済ませると時間は9:50。私が提案したコースではこれから横岳に登る予定。しかし道は間違えていなかったものの、心の疲労感が強かったので「とりあえず、山頂手前の北横ヒュッテまで行ってみよう」ということで再び坪庭経由で歩き出す。コースタイムで1時間だが、行って帰ってきてもそれで正午を回る。私たちの足で可能なのだろうか…。

とにかく、歩く。坪庭から歩きづらい下りの道を降りきったところから横岳の登山道に入る。

横岳(北八ヶ岳の横岳なので北横岳とも言う。南八ヶ岳のほうにも横岳があるが南横岳とは言わないらしい。そちらのほうが標高が高いそうだ。山も数字が高いほうがえらいんだな…)は大人気。時間ももう10時を回っているし、有名な山なので登山客も多い。ちょっと渋滞するところなんか高尾山並み。それでも、心細さが無い点でとてもよい。しかしいかんせん脚が重い。皆さんロープウェイから直接横岳だけど、私ら山2つ目ですよ…。自分で選んだ道とはいえ。

登りの途中で、岩に腰をかけてひと休み。ここではたと気づく。「朝から座って休憩してないよね…。」腰をかけて少しだけ脚を休ませたら意外と歩けるようになってきた。よし、このまま登ろう!さきほどの縞枯山よりは整備が進んでいて、登りはゆるくないけど歩きやすい。休み休み登っていたら、北横ヒュッテが見えてきた。テンション上がる!というわけで北横ヒュッテで休憩。時間を見てみると10:50。ものすごくゆっくり登ってきたけれど、何気にコースタイムで来れている。

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ヒュッテの入り口に「ケーキセット」という文字を見つけ、そのままヒュッテにお邪魔する。Sちゃんが買ってきてくれたどら焼持ってるけど、ケーキ!いいんじゃない!?

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やっぱ女子はこれよね~♪

りんごケーキ。コーヒーには砂糖とミルクを入れて。山ガールっぽいんじゃない、ちょっと!

私たちも女子だなあ。このケーキパワーはすごくて、「ヒュッテまで登ろう」なんて言っていたのに、ケーキと他の登山客とのおしゃべりの力で山頂まで行ってみることになった。ものすごいチャージ。山からケーキに気持ちが切り替わってよかったのかもしれない。

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よっしゃ!
ここからの上りも急登だけれど、がんばろう!

細くて、岩や石がゴロゴロしている歩きにくい道をひたすら登る。下りの方とコースを譲り合いながら登るうちに、広い空が見えてきた。何とか山頂へ!(11:40くらい)

 

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   ↑

 カールくんはふたつ目の三角点でご満悦(?)

(BGM: TEPPEN by NEWS)

実は横岳の「山頂」はここ(北峰 2,480m)ではなく、隣の南峰(2,472.5m)。でも三角点らしきものは北峰にもあったので今回はここでよしとしよう。今回は時間的にも体力的にもこちらまでかな~、今度はヒュッテに泊まってまた来ようと約束する。

正式な山頂じゃないとはいえ、展望は360度。みんな大好き、山岳界のアイドル槍ヶ岳(通称・槍さま)もしっかり見える。はしゃいで記念撮影をしまくり、結果WEBに上げられる山頂の写真がこれだけという…。しかし槍さまってすごいと思わざるを得ないのは「槍(ヶ岳)見えた?」って喜んだり、記念写真のバックに「槍ヶ岳がはいりますよ」なんて一言があったり、ものすごい注目度。それだけの存在感のある山なんて、踏み込んでみなければ分からなかったよ。人気の山=富士山だとばかり。

再びゴロゴロした道を下り、ヒュッテまで。そこからすこし寄り道して七ツ池にも寄った。

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水は澄んで美しい湖。

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そしてアホ女子ふたり。(いちおう泳いでいるていです)年上のほうが脚が上がってない。

そして下山。

林を抜けて縞枯山側に出たら、小さく縞枯山荘のブルーの三角屋根が見えた。何時間か前まであそこで食事したり寝たりしていたんだな。縞枯山に登ったのもずっと昔みたいに思える。たった1日の出来事だけど、濃密で重厚で、だからこそそんな風に思うのだろう。

気をつけてはいたのだけど右ひざを少々グキッとやってしまった…。しかしそれ以外は木曽駒の時よりもスムーズ。ザックの重みにもようやく慣れてきたのがこの頃。今更だけれど。横岳の登山道が終わって坪庭に入った時に「ああ、また終わってしまった…」と思った。寂しい、と思って坪庭から振り返れば横岳がお見送り。(左側の雲の左下のふたこぶの山が横岳)(らしい)

 

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後ろ髪を引かれつつ、13:10発のロープウェイで下山。10分弱で山麓駅に到着。

このあと、帰りのバスまで時間がたっぷりあると思って余裕をぶっかましていたら案外時間がなく、ひと汗流したいと温泉に行ったのだがあんまりゆっくりできなかった…。というか時間がないことにあせってしまい、むしろ冷や汗モノで、前回のようなしんみり感は一切なかったのだけど。露天風呂に入れたのは良かった。セレクトはSちゃん。ありがとう。

www.kosainoyu.jp

温泉でタクシーを呼んでもらい、再びバスの来る山麓駅に戻る。

ギリギリかと思いきや、着いてみたらバスの乗車時間まで45分ほどあったので、時間つぶしも兼ねて軽く食事…というか、下山おつかれビール(はぁと)、つまみに鶏モツ煮。お隣山梨のB級グルメだがまあいいや。年齢を重ねるとひとりでこんなこともできるんですね(棒読み

 

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ゴクゴク…プハー!五臓六腑に沁み渡る!

無事に登山できて、無事に下山できて、山の神さまありがとう!(それからSちゃんありがとう)

ひざと筋肉痛が心配だし、うちに帰るまでが遠足だけど、また次の山のことを考える。
健康で、仕事があって普段の生活ができて、山に行く物理的・時間的な余裕があって、待ち合わせる人がいて、送り出してくれる人たちがいて、下山を報告する人たちがいて、私は案外幸せなんだなあと思う。

バスの中から南八ヶ岳を眺める。そんなに遠くない将来、お邪魔する気がします。

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楽しいけれど、学ぶところも改善するところも多い山行。多分ずっとこんな感じで続くのかな。

今度は、どこに行けるのかな。

撮った写真を見返してニヤニヤしながら、東京までの帰途に着いたのでした。

お粗末さまでした^^


<ヤマレコ>

<旅行代金メモ>

交通 ハーヴェストツアーバス 
     新宿西口~ピラタス蓼科ロープウェイ山麓駅 往復約¥6,000
   アルピコバス 山麓駅~温泉 ¥460
   タクシー 温泉→山麓駅   約¥3,000
宿泊 縞枯山荘(1泊2食) ¥7,500
食事 ケーキセット(北横ヒュッテ) ¥750
   生ビール・鶏モツ煮(山麓駅こまくさ亭) ¥1,200
温泉 ¥500(¥100割引)

 (2011年10月の情報です。2016年現在ハーヴェストツアーバスは廃止になった模様)